食品ロスとSDGs
SDGsって?
SDGs は Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)の略称です。
2015年9月に開催された国連サミットで採択され、2030年までに達成すべき17の目標と、付随する169のターゲットから構成されています。
No one will be left behind.
地球に生きるすべての人が1人として取り残されることなく、豊かな生活を送るために
達成しなければならない国際目標となっています。
目標12と食品ロス
そんなSDGsの中でもっとも食品ロスと関わりが深いのが、目標12「つくる責任つかう責任」です。
目標12のターゲット3では
2030年までに小売・消費レベルにおける世界全体の一人当たりの食品廃棄物を半減
させ、収穫後損失などの生産・サプライチェーンにおける食品の損失を減少させる
という目標が掲げられ、
目標12のターゲット5には
2030年までに、廃棄物の発生防止、削減、再生利用及び再利用により、
廃棄物の発生を大幅に削減する
ことが示されています。
これら目標の実現を目指し、私たちGRAFも活動していきます。
その他の目標と食品ロスとの関係
目標12の他に、食品ロスに関わりがある目標について見ていきましょう。
目標2 飢餓をなくそう
世界の9人に1人は飢餓に、7人に1人は栄養失調に苦しんでいるという現状がある一方で、
先進国を中心に、全世界で毎年約13億トンもの膨大な量の食品ロスが発生しています。
「余る食糧」と「飢えに苦しむ人々」の両方が問題視される今、具体的な解決策が求められています。
目標14 海の豊かさを守ろう・目標15 陸の豊かさも守ろう
私たちが生きていくために必要な「食べる」という行為。
動植物が育つ豊かな自然環境の上にこそ成り立つ営みであることは、言うまでもありません。
また、食品ロスを処理する際には、地球温暖化の原因物質である二酸化炭素が発生しています。
二酸化炭素の発生量が増えると、地球温暖化の進行、さらには絶滅する生物が増えたり、
各地で植生が変わってしまうといわれています。
食品ロスを減らすことは、地球の環境、つまり海や陸の豊かさを守ることにもつながるのです。
目標17 パートナーシップで目標を達成しよう
食品ロス問題の解決には、多くの人の協力が必要不可欠です。
家庭内だけの取り組み、企業の中だけの取り組みにとどめることなく、団体同士の協力、企業と政府の連携といった「共同で解決していく姿勢」が大切になってくるでしょう。